期限切れの原料使用が発覚した不二家は19日、経営の立て直しに向け、東京・銀座の本社など保有資産を売却する方向で検討に入った。洋菓子の製造休止に加え、スーパーやコンビニエンスストアなどで、不二家製のお菓子を撤去する動きが加速しており、事態の長期化に備え、手元資金を確保する必要があると判断したもようだ。

営業休止した洋菓子のフランチャイズ店約700店に対し、すでに1週間分の休業補償約1億円の支払いを済ませたが、今後も補償の支払いは膨らむとみられている。もともと、少子化や健康志向などによる客数減少で売上高が低迷。2006年3月期は17億円の連結最終損失を出し、洋菓子事業は4年連続で営業赤字に陥るなど、業績悪化に苦しんでおり、これ以上の財務悪化は避けられない。(izaより引用 )


僕の新卒の就職活動時は、ちょうど雪印の事件があった時で、食品会社へ風当たりが強かったです。食品業界へ就職を希望していた僕にとっても、不安は大きかったです。

それで、とある食品会社に合同説明会の時に質問したことがあります。

「御社では、雪印の事件をどう思われていますか?」

「世間では、食品会社へのイメージが悪くなっておりますが、逆に我が社にとっては、安全性で信頼をつかめるチャンス」というような答えだったと思います。現在、その会社の業績は良いはず。

食品は生活に欠かせないものなので、世間の目は厳しい。実際、多くの会社が衛生面・安全性には多大な努力をしていると思います。

でも、ごく一部の中には、製造現場でねずみが走り回ってる(友人の勤めている会社)ところもある。

不二家のように大きくなると、フランチャイズの補償だけで、ものすごい金額。ブランドのイメージダウンも避けられず、経営は厳しい状態じゃないかな?

だけど、フランチャイズで頑張っている人たちが一番の被害者でしょうね・・・